「ぶっちゃけ留学してみて、どうだったの?」
という率直な意見を聞きたい人はぜひ!
5年間メルボルンでデザイン学生をしてみて、
その当時、感じていたことを
僕の経験と共に率直に書いていきます!

これからメルボルンでデザイン留学を考えている人の参考になれば嬉しいなー
1.僕について
ぼくが経験した留学の流れを簡単に説明↓
-
- 語学学校卒(ニューカッスル大学@NSW州)
- RMIT大学ファンデーションコース卒
- RMIT大学デザイン学部卒
- ランドスケープアーキテクチャー修士卒
2.「デザイン留学する場所」としてのメルボルン
メルボルンで留学をしてみて感じた事は、
デザイン学生にはマジでおすすめだよ!
理由は、
-
- デザイン文化が根強い
- チャンスが他州より多い
+デザイン文化
- たくさんのデザイナーが生活している
- カフェでアーティストの絵が飾り売りしてる
- デザイナーズ/アーティストマーケットがたくさんある
- 小さいギャラリーや個展もたくさん
- アートやデザインのイベントが多い
- 道端でたくさんのアーティストを目にする
こんな日常のメルボルンでは、
街の中を移動しているだけでも
デザインやアートに触れる機会があり、
クリエイティブな刺激を簡単に
たくさん受けることができる街です。
あと、メルボルンの住人はデザイン性の高いもの、
アーティスティックなものを好むひとが多い。
メルボルンのデザイナーやアーティストの地位を確立する大きな要因となっています。
課題のアイデアに行き詰まったりしたら、しょっちゅう街中をウロウロしてました。
公園いったり、美術館いったり。
メルボルンはクリエイティビティーを刺激してくれる街でした。
+デザイン系就職のチャンス
デザイン学生が必ず通るインターンという道、
メルボルンはデザインオフィスの絶対数が他州より多いので学生にとってもチャンスが増えます!
そういった面でメルボルンはとても有利、
僕自身、学生の間に2か所でインターンを経験することができました。
3.大学に入学する前は?
来たばかりの頃は、毎日新鮮な気持ちでウキウキでした。
少し英語に慣れてくると、学校も学校以外の時間も生活に余裕がでてきて一番楽しい時期でした。
入学前は語学学校に約半年、ファンデーションコースに約6カ月通いました。
授業は大学より多く、週5でしたが、
課題が少ない分遊ぶ時間もたくさんありました。
この頃は「遊ぶのが勉強」というか、
部屋からでて街に出掛けたほうが英語を使う機会が増えるので、

ほとんど家にはいなかったなぁ。
一番たくさん友達ができるこの時期。
クラスが数カ月単位で変わるのでいろんな国の友達との出会いがあり
一生の財産になりました。
+大学入学の基準
大学入学基準はさほど厳しくないです。
僕の場合は、大学付属のファンデーションコースからの大学入学でした。
それなりに入学のためにがんばったけど、
日本の大学入試などにくらべると全然楽でした。
課題をきちんとこなせば、なんとかなるレベル。
+ファンデーションの入学基準
大学によって少し違いますが、
RMITの場合、高校の成績平均がGPA2.5以上でした。

ちなみに僕はギリギリでしたけどね。笑
語学学校のアカデミックコース卒業は、あまり英語に自信がない人でも
6カ月間きちんと現地で勉強すれば卒業できるレベルです。
+ファンデーション卒業時の英語力
- 英語での授業にはだいぶ慣れた
- 先生や学生(ノンネイティブ)の話は70~80%は理解できていた、はず。
- 英語でメモを取りながら授業が聞けるようになった
- 課題は調べながら、やらなければいけない事を理解できる
- エッセイ(論文)はかなり苦労、書くのがかなり苦手。汗
- プレゼンなど人前での発表では「伝えたいことが伝わっている」と実感ができなかった
4.大学入学後は?
ファンデーションを卒業し、いよいよ大学入学。
自分の無力さを感じました。
入学しちゃったけど今から大丈夫なのか本当に不安で、
大学1年生が6年間の留学の中で2番目に大変でした。
(1番大変だったのは大学卒業の年)
理由は:
1.授業がさっぱりわかりませんでした。
2.課題も「えっと?、、何すればいいの?」
3.課題をみんなの前でプレゼン「Ah…」って感じでした。
でも、
授業も課題の内容も自分が興味のある事を専攻していたからめちゃくちゃ面白かったのがせめてもの救い。でも【わからなすぎた】。
課題やりながら、わからない英語も調べないといけないし、周りの学生の3倍くらい時間かけて課題やってました。
大学の授業内容は主に、
講義(レクチャー)と授業(チュートリアル)でした。
+講義(レクチャー)
講義の内容はさっぱり。
「先生!早すぎてついていけません。」状態。
わからん単語もたくさんだったし、さすが大学って感じ、、、
おそらく1年生の時に受けた講義は20%も理解できてなかった。
でも講義の内容は後からパソコン上で見直すことができたので、なんとかなっていました。汗
+授業(チュートリアル)
授業では、先生の話してる内容はなんとなくわかりました。
学生同士(ネイティブ)の会話が理解できないことが多々。
授業中に課題がプリントで配られるけど、
「何をしないといけないのか」理解するのに数時間かかるのが普通でした。
ひどい時は丸一日かかったり、
授業後しょっちゅう先生のところに「何すればいいのか?」聞きに行っていました。
5.大学在学中の感想
大学の雰囲気や授業にも慣れてきたけど、
やはり多すぎる課題の量。
日々ずーーっと課題のことばっかり考えて暮らしていて、
勉強は楽しかったけど、
締め切りや点数などの結果のストレスを感じることも多かった。
+大学の仕組み
オーストラリアの大学は、
1年2学期のセメスター制で、
中間と期末に大きな試験や課題の提出があります。
+単位
1学期に3教科の必修科目、
1年間に6科目を勉強します。
すべて必修単位なので、1教科でも落としてしまえば、
次の学年に進級できません。
再び落としたり、1学期に2科目以上落としたりしていると
大学から手紙が届いて、退学になってしまいます。
だから、ひとつひとつの課題で確実に点数を取っておくのに
みんな必死です。
ちなみに50%下回ればFAIL(不合格)
6.大学院在学中の感想
ひたすら課題漬け!
ほんとに好きで自分の興味がある分野じゃなければ
途中でリタイアしてしていただただろうな。

今思い返しても、ずっと課題してたことしか覚えてないなー
+大学院の授業
僕のコースは卒業年は
必修科目、1教科のみ。
卒業できるかどうかは
- 論文提出
- 最後のプレゼン
だけでした。
授業は基本的に週1回、
- 先生に進行状況の報告
- アドバイスを貰う
だけでした。
これがほんとに大変で、
日々の積み重ねが大事なんですが、
過程報告の前日は鬼の追い込み作業
を毎週やる羽目に。。。
7.大変だったけど、留学してよかった事
オーストラリアに来る前は、
自分が英語を喋れるようになる未来なんて想像できなかった。
大学卒業(それを目的に来たけど)できるとも思ってなかった。
自分にあまり自信がなかった。
今では「できる/できない」ではなく、「やったか/やらなかったか」の違いだと気が付くことができた。自分でもやればできるんだと気が付くことができた。
人って追い込まれた状況になれば案外なんでもできるものですね。
8.留学して少し後悔した事
まとめ
- 大学に入学してからは課題が本当に大変
- 基本的に必修科目のみの履修
- 単位を一つでも落としたら進級できなくなる
- 課題で点数とるのに必死
- 好きな事を専攻しないとただの地獄
コメント