オーストラリアの父の日は9月の第1日曜日、2020年は9月6日、メルボルンは外出規制中の父の日になりそうです。
さて、ほとんどの国では6月が父の日ですが
オーストラリアのある南半球では6月が冬本番。メルボルンは極寒です。
『真冬にBBQなしで父の日なんか祝えるか!』ということで父の日が9月になった。という説があります。

それ、あやしくない?
どーも、メルボルン在住、ひろしです。
オーストラリアでは
仕事と家庭の両立ができる父親=できる男
そして、それが実現可能な環境が整っています!
オーストラリアに来て14年間、
今まで出会ったオーストラリア在住のお父さん達に多大なる影響を受けました。
オーストラリアで父になって3年目の僕が思う『オーストラリアの父親』について紹介していきたいと思います。
1.オーストラリアの父親は料理が得意
豪州でたくさんのお父さんに出会ってきましたが、多く共通していたのが料理。
はじめてオーストラリアでホームステイした家族のお父さんは
買い物・料理・子ども達の弁当作りをやっていました。
自分の父親しか知らない18歳の当時の僕にはかなりのカルチャーショック。
(ちなみに仕事は1日3~4時間しかしてなかった。)
二つ目のホームステイ先ではお父さんがワインを手作りしている家族。
サラダやピザの具材を家庭菜園から調達するような家庭でした。
ほかにも、
- 趣味でパンを麦から作っているお父さん
- チーズをゼロから手作りするお父さん
- ラーメンやうどんを手打ちで出汁から手作りする日本人お父さん
など、かなりの強者ぞろい。
こういうことができるのも、
時間に余裕がある生活を送れているからこそ!
料理だけでなく、他の家事にも協力的な父親の姿をよく見かけます。
2.家事に協力的なお父さん
オーストラリアのお父さん達、仕事後に余裕があるので家事についやせる余力がすごい!
+スーパーの買い出し
料理をするお父さんが多いからなのか、カートに子供を乗せ、買い物しているお父さんの姿をよく見かけます。
ふだんの料理に何が必要で、子どもに何を食べさせるのか把握して買い出しに行くお父さん。なかなか日本のサラリーマンお父さんにはハードル高いですよねー
+子どもの送迎
僕が最近は娘の送り迎えをしているのですが、
ちなみにAM9時に送って、PM5時にお迎えなのですが
保育所では圧倒的にお母さんよりお父さん達によく会います。
みんな、かなり時間に融通のきく仕事をしていていて、
育児参加率がすごい。

これぞオーストラリアです!
3.オーストラリア流、働き方スタイル
一般的にオージーはレイジー(怠け者)とよく聞きますが、オーストラリアで働いてみて、働き者な人が多いと僕は感じます。無意味な仕事や、重要でない仕事に時間を割くのをとても嫌います。
+朝型のお父さんが多い
メルボルンの電車はAM6時台すでに混んでいます!
2年間ほど6時台の電車で通勤をしていましたが、
すでにスーツ姿のお父さん達でいっぱい(もちろん女性の姿も)
席に座れないこともよくありました。
朝早く出勤して、ジムでエクササイズ後に仕事開始のスタイルも多いです。
オーストラリアのガテン系現場仕事は朝早いのが一般的です。
7時には現場で作業を始めているところが多く、
メリットとして
- 朝の渋滞を避けることができる
- 涼しい時間に始めて、夕方の暑い時間を避ける(特に夏場)
午後3時頃には現場の職人がいなくなります。
+帰りのピークも早い
電車通勤をしていた頃は、夕方5時台の電車で帰宅していました。
満員でした!
幹線道路は平日3時半頃から混み始めます。
通学路が午後4時まで40Kmスピード規制をしていて
学校への車送迎が一般的なメルボルンでは
午後4時台はすでに渋滞しています。
4.オージー流、週末の過ごし方
+土曜日に公園から母親の姿が消える
土曜に公園にいくと子供を連れてきているのは8割がお父さん。
お父さん達が子連れで公園でBBQをしていたり、
お母さんの姿がほんとに少なくなります。
スーパーの買い物でもカートを押しているお父さん率がかなり高めです。
ちいさな子供がいるお父さん達は土曜の朝に子ども達を連れだし、お母さんに休憩タイムをつくっている家庭が多いです。
+日曜日はファミリータイム
オーストラリアでは日曜日は家族で過ごす日という風潮があります。
午前中は公園で子供達が遊んでる姿を見かけますが、
お昼どきになると一気にファミリー層が少なくなります。
みんな家でBBQをしたり、ゆっくりランチをして家族との時間を過ごしています。
5.お父さんの扱われ方 in AUS
日本では煙たがれているお父さんの存在ってありますよね。
でもオーストラリアでは子供と仲がいい友達のようなお父さんが多いです。
+年頃の子供と仲がいいお父さん
文化的な背景もあると思いますが、
年頃の娘とハグをしたり、
カフェでランチをしたりする姿をよく見かけます。

そんなお父さんになりたいなー。切実
オーストラリアのお父さん達をみていて、
子どもと一緒に過ごした時間の濃さが親子の信頼関係につながっている、と感じます。
そしてオーストラリアではそれを可能にする環境が整っています。
6.まとめ
- オーストラリアの父の日は9月の第1日曜日
- 6月は真冬でBBQでお祝いできないので9月になった説はたぶんウソ
- 仕事と家庭の両立ができる父親=できる男
- 豪州お父さんは料理得意な人が多い
- スーパーでカートを押してるお父さん率高め
- 子どもの送り迎えをしているお父さん率も高め
- オージーは怠け者と思われがちだが、めちゃくちゃ働いてるひとも多い
- 朝が早く、電車は6時台で込んでいる
- 帰りも早く4時前から幹線道路が渋滞
- 土曜日は公園からお母さんの姿が消える
- 日曜日はファミリータイム、おうちでゆっくり
- 煙たがれているお父さん>仲の良い友達のようなお父さん
- お父さんが家事と育児に参加できる環境が整っている
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