オーストラリアに住んでいると
「子どもは英語も話せるの!?」
「バイリンガルいいなぁ~」
とよく言われるのですが、
バイリンガルを育てるって想像以上に難しいんですよね。

こんにちは。
メルボルン在住二児ママのナエです。
私たちは日本人家族なので、もちろん家での会話は100%日本語です。
たくさんの人を見て・はなしを聞いてきましたが、
オーストラリアに住んでいて、家で日本語を話しているだけでは
バイリンガルには絶対になりません。
今回はもうすぐ3歳6ヶ月になる長女のこれまでの英語との付き合いをキロクします。

みんな~
はじめまして。こっちゃんです。
・ファミリーデイケア
長女は2歳になったすぐからファミリーデイケアと呼ばれる
託児所のようなところに週に1回(3歳からは2回)通っています。
ファミリーデイケア
保育士資格を持っている人が、自分の家で子どもを預かれるシステム。
各管轄によって家の安全チェックなどさまざまな決まりがあります。
1日最大4人までという超小規模
私たちはそれまで100%日本語のみで育ててきました。
たまに YOU TUBE で英語の歌を聞いたり、
テレビを見たりするくらい。
友だちと遊ぶのも90%が日本人の友だちでした。
そのおかげか、娘はしゃべりだすのは早い方で、
2歳の誕生日の時にはある程度ふつうに会話していました。
話せなくて・伝わらなくて困ったことはあまりないですね。。
だけど英語となるとハナシは別です。
今まで全く触れて来なかったので、私たち夫婦の中でも不安要素でした。
先輩ママたちに相談したところ
などなど。

2歳の娘にはまだまだ日本語100%でいいか~

その内英語を話すようになるか~
と考える反面、
オーストラリア在住の日本人夫婦の先輩方には
という声もよく聞くようになりました。
娘の性格を考えた上で、
幼稚園に入る前にある程度英語を理解して、
話せるようになっていた方がいいと決めました。

小さい時から自己主張は激しいタイプなの
だけどいきなり多数の子どもたちがいる保育園に入ると
娘もビックリしてしまうだろうと考え、
超少人数制のファミリーデイケアを選びました。
・最初の一年
きっと英語が分からなくて泣きまくるだろうな~
私と離れるのをイヤがるやろな~と覚悟を決めていたのですが、
思いのほかすぐに慣れて、楽しむようになりました。

お別れの時に泣いたのって2回くらい…?

子どもの順応力ってすげ~
先生は
「まだ2歳の会話があまりなくても遊び合える時期だからよかった」
「もう少し遅かったら難しかったかもね」
とのことでした。
4人しかいない上に娘以外の3人は何年もそこのお家に行っている年上の子ばかりで、
娘をとても可愛がってくれたのも良かったのだと思います。

おねえちゃんダイスキ~
ちなみにその3人も家では英語以外の言語を話していました。
英語を話さない娘が彼らにとって珍しくなかったのでしょうね。
楽しんで通ってはいるものの、
娘の口から英語がでてくるかというと、そうではありませんでした。

「YES」「NO」くらいだったかな~
すっごく不思議だったのは、娘が話す日本語を先生が理解してくれていたこと。
これには驚き!!
経験値ってすごいですよね。
先生は全く日本語を知りません。
「コンニチハ~」「イチ、ニ、サン…」 くらいです。
なのに娘が「スプーンどこ?」とか
「○○ほしい」とか言う言葉を理解しているのです。
先生に聞くと、その時の状況とか雰囲気で分かるそうです。

さすがその道30年以上の大ベテラン。
経験値ってすごいですね(二回目)。
娘はそのファミリーデイケア以外では英語に接することはほとんどなく、
相変わらずほぼ日本語100%という一年でした。
・三歳六ヶ月の今
少しずつ英語がでてきたな~と
感じるようになったのは3歳を過ぎてからでしょうか。
単語がチラホラ、そして文章がチラホラ。
先生が言っている言葉をマネしているようでした。
そして影響が大きいなと感じたのは、
娘が通いだした後に入ってきて以来ずっと一緒に通っているベストフレンドが
英語をよく喋るようになってきたこと(その子の家庭は英語)
今まではそのお友だちも小さかったので
ふたりで言葉にならない会話をしていたのですが、
大きくなるにつれてうまく話せるようになり、
言葉でのコミュニケーションが増えたんだと思います。

やっぱり友だちの影響力すげ~
一気にしっかりとした文章を話すようになりました。
「what’s this?」
「can I have ~?」
「is this better?」
「I don’t know」に始まり、
Why?で聞くとBecauseで返すようにまでなりました。

最近の口癖は Stop it!
先生によると、
こちらの言っていることはほとんど理解しているし、よく喋っているよ。
とのこと。
家では日本語スイッチが入っているし、
私たちも混ぜて話さないようにしているので、
娘の英語力を完全に把握していませんが、
お店での店員さんとのやり取りを聞いていると、
「お!?けっこう分かってるな~」と思います。
もちろん音から入っているので発音は perfect!
下手に私の英語聞かせないようにしないとな~と思うほどです。。。
まだまだ自分の言いたいことが言えなかったり
(でも本人は自信満々で言えてると思ってるところが彼女の良い所。笑)
言ってるつもりでも相手に伝わってなくて
(私が)もどかしい気持ちになる場面もあるのですが、
今まで吸収していた花がだんだん咲いてきたなと実感するこの頃です。
日本語に関してはグングン伸びまくり。
もう大人と同じ感じで話すし、何でもよく分かっています。
お歌も上手だし、ノリツッコミもできます。
私の関西弁がうつりすぎてひくくらい。

なんでやね~ん!
・読み書きに関して
最近平仮名やアルファベットに興味を持ってきた娘。
海外でバイリンガル育児をされている方がよく言っているのですが、
オーストラリアにいると、圧倒的に英語の方がよく目にするんですよね。
車で走っていても看板は英語ばかり。もちろん新聞や広告も英語です。
娘が日本語を目にするのって絵本くらい。
そのせいか、文字の認識は英語の方が早かったです。
車から見える看板に向かって「こっちゃんのK!」「マミーのM!」など。
そしてアルファベットの方が書くのも簡単なんですよね。
今現在、自分ひとりで書けるのは、
アルファベットで家族の名前、日本語では自分の名前くらいです。
今のところ、アルファベットや平仮名を書くことよりかは、
運筆や筆圧、正しい持ち方を重視したいと思っているので
あまり教えたりもしていません。
だんだん英語と日本語の違いも理解してきて、
「これは英語?」
「○○は英語でなんて言う?」
「△ちゃんのお父さんは英語?」と最近よく聞いてきます。
逆に私が「○○は英語でなんていう?」
と聞くと答えられることも多くなってきました。
すごいですね~。
そのスポンジ、私にも分けて欲しいです。
これからだんだん英語が強くなっていくんだと思います。

娘よ、これからも頑張ってくれ~!
娘の成長キロクを
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また半年後くらいにアップデートしたいと思います。
一歳になる次女のキロク
「(お)っぱ(い)」
「ばいばい」
「わんわん」←動物すべてわんわん
ベイビーサイン
「ねー」おいしい時に首をかたむける
「もっと」
「いただきます・ごちそうさま」
こちらの言ってることはけっこう理解してて、
うなずいたり、首をふったりもする。
ただかわいい。いやし。
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